作曲の手順とコツをレクチャー
初心者のための作曲法「第2回:曲作りに必要な3要素」
初心者のための作曲法「第2回:曲作りに必要な3要素」
2015/12/07
曲作りの基本を解説する連載「初心者のための作曲法」。今回は曲作りに必要な曲の要素と、作曲に役立つツールを紹介しよう!
曲は「コード」、「メロディ」、「リズム」という3つの要素で成り立っている
「曲の流れ」が曲の全体像を作るために必要な要素だとすれば、ここで紹介する「コード」、「メロディ」、「リズム」の3本柱は楽曲を構成する基本のパーツであり、ロックやポップスを作るために欠かせない重要な要素だ。それぞれは独立している要素だが、コードの響きやコード進行からメロディのイメージが浮かんだり、リズムから曲調が決まってメロディやコードの展開がひらめくなど、3つのうちのどれかをきっかけにして相互に影響し合いながら曲は出来上がっていく。普段好きなアーティストの曲を聴く時にも、3つの要素に注意すると、今までと“聴こえ方”が変わって、曲作りのヒントが得られるようになるだろう。

ギターなどで鳴らす「コード」(和音)の響きには、明るい感じや暗い感じ、シャレた感じなどがあり、曲のイメージを膨らませる要素となる。それらをつないだ「コード進行」で曲の雰囲気を作り上げていく。

ボーカルが歌う「メロディ」は楽曲の主役と言える要素で、その曲のオリジナリティを決定する。たとえコード進行がシンプルだとしても、その上に多種多様なメロディラインを乗せることが可能だ。

メロディやコードを、どんな「リズム」で演奏するかによって、曲の雰囲気は大きく変わる。ゆったりとした静かな曲にするのか、ノリのいい激しい曲にするのかなどは、リズムやテンポによって決まるのだ。
作曲をする時にあると役立つツール
ギター

ギターが弾ける人は、コードを演奏しながらメロディを考えたり、頭の中で浮かんだフレーズをギターで弾いてみて音を確認することで、作曲をスムーズに進めることができる。
鍵盤

メロディやコードを演奏したり、音階を確認したい時などに重宝する。また、「MIDIキーボード」があればDAWソフトへの「打ち込み」もできる。
書くもの

ギターなどで鳴らす「コード」(和音)の響きには、明るい感じや暗い感じ、シャレた感じなどがあり、曲のイメージを膨らませる要素となる。それらをつないだ「コード進行」で曲の雰囲気を作り上げていく。
ハンディレコーダー

紙に書くよりも確実にアイディアを残せるのがレコーダーだ。口ずさんだメロディや歌詞、即興で演奏したフレーズなどをパッと録音できるのでアイディアを逃さずに済む。携帯電話のレコーダー機能を使うのもオススメだ。
パソコンとDAWソフト

オケも含めた本格的な曲作りに必要となるのがパソコンとDAWソフトだ。伴奏の作成や歌のレコーディング、アレンジからミックスまで、アイディアを具体的な曲として仕上げる際に強力な武器となる。
歌詞/コードサイトや市販の歌本

市販の曲のコード進行や歌詞の一節がヒントとなって、アイディアがひらめくこともある。歌詞/コードサイト「楽器. me」や歌本などをネタ帳的な感覚で利用してみよう。
文:平沢栄司
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