Nothing's Carved In Stoneの生形サウンドを再現!

スマホで音作りができる小型デジタルアンプ「マーシャルCODE 25」を徹底レビュー!

スマホで音作りができる小型デジタルアンプ「マーシャルCODE 25」を徹底レビュー!

2019/11/16



 

歴代のビンテージ・マーシャルアンプから現代のマーシャルのモダンなトーンまで忠実にモデリング

マーシャル
CODE 25

オープンプライス
問:㈱ヤマハミュージックジャパン お客様コミュニケーションセンター ギター・ドラムご相談窓口
TEL:0570-056-808
http://www.marshallamps.jp
 

 マーシャルのCODE 25は、同社の伝統のサウンドを受け継いでいる小型のデジタルアンプです。歴代マーシャルを中心としたアンプやキャビネット、エフェクターを組み合わせて、本格的な音作りが誰でも手軽に楽しめます。ギタリストの野村大輔氏に、本機を使ってNothing's carved In Stoneの新曲「Who Is」の音色を再現してもらいました。

取材:野村大輔 写真:小貝和夫
 

※本コンテンツは音楽雑誌「サウンド・デザイナー」(2019年11月号)より抜粋したものです。
詳しくは、サウンド・デザイナー公式サイトをご覧ください。

 


CODE 25は、歴代のビンテージ・マーシャルアンプから現代のマーシャルのモダンなトーンまで、忠実にモデリングしています。JTM45や1959 SLP、JCM800から最新のJVMまで、実に幅広いモデルを選ぶことことができ、さらにはVOXやフェンダーなどのアンプモデルも搭載。これらを1台のアンプで切り替えて使えるのが非常に魅力的です。

専用スマホアプリ「Gateway」を使うと、Bluetoothで遠隔操作が可能になります。離れたところからアンプを変更したり、エフェクターを入れ替えたりできるなど、使い勝手の良さも秀逸です。

今回は本機で「Who Is」のイントロのサウンドを再現してみました。この曲で生形氏はJMP2203を使っていますが、ここではプリアンプにJCM800、パワーアンプはClassic Marshall 100w、キャビネットは1960を選択。私が再現に使用したギブソン・レスポールの音質特性の関係上、ベースとミドルを0にしました。このへんは使うギターによって調整してください。

原曲のギターは高音域がやや抑えられていますが、ツブ立ちはハッキリしていて、とても聴きやすい帯域に音がまとまっています。この感じをCODE 25で再現するには、あまり歪ませ過ぎずに音作りをするのがポイントです。ちなみにゲインは7.1にしました。その分、演奏の丁寧さや正確さが必要になりますので、まずはしっかりと練習をしましょう。

また、イントロで生形氏は右手でのブリッジミュートを軽くしていて、開放弦のサウンドが暴れないように弾いています。これにより全体のサウンドがタイトに引き締まり、6弦の「ゴン!」という音から4弦のハンマリングオンの音までキレイに鳴っています。1音1音がクリアに聴こえるように本機で音作りをしてみてください!

 

無料専用アプリを使えば、このようにスマホで音作りができる
 

野村氏が「Who Is」の生形サウンドを再現したGatewayの画面。プリアンプはJCM800を選択。試奏に使ったギブソン・レスポールの音響特性に合わせて、ゲイン:7.1、ボリューム:5.2、ゲート:2.5、ベース:0、ミドル:0、トレブル:8.6という設定になった

ワーアンプはClassic Marshall 100w、キャビネットは1960を選択。パワーアンプのプレゼンスを5、レゾナンスを4.6にすることで、生形サウンドにさらに近づけた
 

今回は使わなかったが、のエフェクト画面では4つのカテゴリーから好みのものを選べる
 


 

この製品について

【製品概要】
「CODE 25」は、14種類のプリアンプ、4種類のパワーアンプ、8種類のキャビネット、24種類のエフェクターを組み合わせて音作りができる、出力25Wのデジタルアンプだ。「Gateway」という専用のスマホアプリで様々な操作ができ、オーディオインターフェイス機能も備えている。

【スペック】
●出力:25W ●スピーカーサイズ:10インチ
●入出力端子:インプット、AUXイン、ヘッドホン、フットスイッチ、USB ●コントロール:ゲイン、ベース、ミドル、トレブル、ボリューム、プリセット、マスター ●外形寸法:350(W)× 340(H) ×215(D)mm ●重量:6.1kg
 

 

この記事の画像一覧

(全5枚) 大きなサイズで見る。

関連する記事

PAGE TOP