ファットで艶のあるビンテージサウンド

「さすが色々なビンテージ機器を製造しているチャンドラー・リミテッドのマイクだな」というのが第一印象でした。真空管タイプのマイクに、「REDD.47」というマイクプリを内蔵してビンテージサウンドを再現しているのですが、ファットで中低域に密度が感じられて、少し甘めで艶もあるサウンドです。

マイクプリが内蔵されているんですけど、それを使うと押し出し感やサチュレーション感が加わって「まさにビンテージマイク」という感じになります。マイクプリのゲインを下げれば、外部のプリアンプを使うこともできるので、ソースや目的に合わせて組み合わせるといいでしょう。ビンテージ特有の色付け感が欲しい時には内蔵プリアンプで録るといいです。

太いサウンドなので、男性ボーカルに使うとグッと来ます。あと、ギターは低音の巻き弦側の音がコシのあるトーンで録れます。最初はしっくり来なかったんですけど、プリアンプのゲインやタイプを色々と変えているうちに段々思い通りの音になってきて、最終的には納得のいくサウンドになりました。古き良きビンテージサウンドを求めている人なら、候補に入れておいてほしいマイクです。

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