2マンライブのライブレポート

DISH//と私立恵比寿中学が一夜限りの初共演!『DISH// やる気マンマン2マンLIVE〜富士山、富士急から見るか?山中湖から見るか?今日はマウントポジションとりいくよ!〜』(7月5日 東京・豊洲PIT)

DISH//と私立恵比寿中学が一夜限りの初共演!『DISH// やる気マンマン2マンLIVE〜富士山、富士急から見るか?山中湖から見るか?今日はマウントポジションとりいくよ!〜』(7月5日 東京・豊洲PIT)

2019/07/07


DISH//と私立恵比寿中学DISH//と私立恵比寿中学
撮影:朝岡英輔

 

DISH//と私立恵比寿中学
DISH//と私立恵比寿中学
DISH//と私立恵比寿中学
4人組ダンスロックバンド・DISH//が、7月5日(金)に東京・豊洲PITにて、対バンイベント『DISH// やる気マンマン2マンLIVE〜富士山、富士急から見るか?山中湖から見るか?今日はマウントポジションとりいくよ!〜』を開催した。

前回の「やる気マンマン2マン LIVE」は、メジャーデビュー5周年を迎えた2016年6月に開催。気鋭のバンドやグループとの共演を通して、さらなる高みに辿り着くための熱く激しい武者修行ライブというコンセプトで、OKAMOTO’S、BiSH、BOYS AND MENを迎えた東名阪ツアーを行った。約3年ぶりに復活した本企画の対バン相手は、事務所の先輩で結成10周年の記念イヤーを迎えた私立恵比寿中学。フェスやイベントでの共演はあるが、2マンライブは今回が初めて。

DISH//は8月18日(日)に富士急ハイランド コニファーフォレストにて、バンド史上最大規模の野外ライブ「DISH// SUMMER AMUSEMENT '19 [Junkfood Attraction]」の開催を控えており、その前日である8月17日(土)には、エビ中が山中湖交流プラザきらら シアターひびきで、毎年恒例となっている7回目の野外コンサート「エビ中 夏のファミリー遠足 略してファミえん 令和元年 in 山中湖」を開催。今回の対バンが決まった理由について、ヴォーカル&ギターの北村匠海は、「夏の真っ最中のご近所でライブをするということで決起集会をやるしかないと思いました。この夏はエビ中とDISH//で決まりだな」とコメントした。

椎名林檎のトリビュート盤に収録された「自由へ道連れ」のカバーでライブをスタートさせたエビ中は「スラッシャー(DISH//のファンの呼称)のみんなも、エビ中ファミリーのみんなも、一緒に盛り上がっていきましょう」と呼びかけ、アニメ主題歌としてヒットした「バタフライエフェクト」など、ロックナンバーを中心にパフォーマンス。MCでは、真山りかが「DISH//さんの富士急ハイラインドの前日に山中湖でファミえんをやります。スラッシャーの皆さんにもきて頂きたいです」とアピールし、“ファミえん”のテーマソング「青い青い星の名前」を熱唱。安本彩花が「DISH//とエビ中の両方を好きな人を“スラリー”と呼びましょう」と提案。フロアからは賛同の拍手が沸き起こった。

さらに、ゲスの極み乙女。の川谷絵音が楽曲提供した最新シングルのアーバンポップ「トレンディガール」やMrs. GREEN APPLE大森元貴によるダンスロック「シンガロン・シンガソン」など、多様なジャンルの楽曲を自由自在に行き来し、岡崎体育が書き下ろした「Family Complex」では、高揚感たっぷりのEDMと青春パンクを融合。「暑い熱狂のままDISH//さんに繋ぎたい!」と語った中山莉子は楽曲中のジャンケンで盛り上げ、フロアの観客で躍らせ、大いに盛り上げた。

一方のDISH//は、BiSHのアイナ・ジ・エンドとのコラボ曲として話題を集めた「SING-A-LONG」から「FLAME」「東京VIBRATION」と攻撃的なロックナンバーを3曲続けてプレイ。北村による短い挨拶を挟み、あいみょん提供の「へんてこ」と久しぶりの披露となったバラード「恵比寿物語」を表情豊かに歌いあげた。ここで北村は、バンド結成直後の中学3 年生の時に、私立恵比寿中学のインディーズ時代の名曲「ザ・ティッシュ?とまらない青春〜」をDISH//で「ザ・ディッシュ〜止まらない青春 食欲編〜」としてカバーしたことを振り返り、「ザ・ディッシュによってヴォーカル力が鍛えられました。歌う時にうつむいてばかりいた僕が、初めてお客さんの顔を見れた、思い出深い曲です。だから、今日はとても光栄ですし、精一杯頑張ります」と懐かしんだ。

続いて、DISH//はギターを弾きながらステップを踏み「I Can Hear」やメンバー全員が楽器を置いて4人でダンスする「JK//」と、多様なスタイルでのパフォーマンスを見せつけた。さらに、壮大なスケールのロックアンセム「DAWN」で高らかな歌声を響かせた、北村は「富士山見てますか!」と絶叫し、観客全員をジャンプさせた「JUMPer」から「勝手にMY SOUL」で大騒ぎのなかで本編の幕は閉じた。

アンコールでは2組によるステージ上での初のコラボレーションが実現。「ザ・ティッシュ?とまらない青春〜」をDISH//の演奏でエビ中がパフォーマンス。1番を歌い終えたところで、真山が「DISH//、カモン!」と叫び、2番はDISH//が「ザ・ディッシュ〜止まらない青春 食欲編〜」として熱唱。ポケットティッシュを客席にばら撒き、会場に集まった両者のファンを喜ばせた。最後は、スターダストプロモーションで受け継がれてきた“走れ”シリーズのDISH//版である「皿に走れ!!!!」を披露し、紙皿を大量に投げ込み、レアな共演を締めくくった。

【set list】
私立恵比寿中学
M1 ebiture
M2 自由へ道連れ(椎名林檎カバー)
M3 バタフライエフェクト
M4 YELL
M5 青い青い星の名前
M6 トレンディガール
M7 スーパーヒーロー
M8 ラブリースマイリーベイビー
M9 シンガロン・シンガソン
M10 Family Complex

DISH//
M1 SING-A-LONG
M2 FLAME
M3 東京VIBRATION
M4 へんてこ
M5 恵比寿物語
M6 I Can Hear
M7 JK//
M8 DAWN
M9 JUMPer
M10 勝手にMY SOUL

EN1 ザ・ティッシュ・ディッシュ?とまらない青春コラボ編?(私立恵比寿中学×DISH//)
EN2皿に走れ!!!!(DISH//)

 

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