宅録でボーカル/アコギ録音をしたい人は必見!
マイクの使い方講座3:ボーカル録音
マイクの使い方講座3:ボーカル録音
2015/12/03
宅録でのマイクの使い方についてレクチャーする「マイクの使い方講座」。第3回はボーカル録音について解説します。
■口の正面にマイクのダイアフラムがまっすぐに向くようにスタンドをセットする
ボーカルのレコーディングでは、声をクリアかつ繊細に録りたい場合はコンデンサーマイクを使い、中域を中心としたパワー感が欲しい場合はダイナミックマイクを使います。いずれのマイクを使う場合も、音をキャッチするマイクのダイアフラム(振動板)が口の真正面にくるように向けてください。
なお、コンデンサーマイクを使う際は「ポップガード」というノイズ防止アイテムを使用します。ポップガードは、シンガーとマイクの間にくるようにスタンドにセットします。

シュアSM57
シュアSM57のような、先端にポップガードが付いていないダイナミックマイクの場合は、右で紹介しているタイプのポップガードを付けて録音しよう。

ステッドマンProscreen101
声を発する時、息がダイアフラムに直接当たると、「ボソッ」という低域ノイズ(ポップノイズ)が録音されてしまう。ポップガードは、そのようなノイズが収録されるのを防ぐためのものだ。左の画像はステッドマンProscreen101(¥12,600)
マイクとの距離は、コンデンサーマイクの場合、「マイクとポップガード」と「ポップガードとシンガー」がそれぞれ指3本分離れるのが基準です。先端にポップガードが付いているダイナミックマイクなら、指3本分程度の距離まで近づいてもいいでしょう。

コンデンサーマイクをセッティングしているところ。マイクとポップガード、ポップガードとシンガーの距離は指3本分が基準になる。トータルで指6本分離れればいい。

先端にポップガードが付いているダイナミックマイクを使う場合は、このように指3本分マイクから離れよう。
文:布施雄一郎
写真:小貝和夫
協力:佐藤 貢
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