メジャーとマイナーの間を揺れる、浮遊感あふれる進行

10 cc「I'm Not In Love」
【すぐに使えるコード進行サンプル集5】

10 cc「I'm Not In Love」【すぐに使えるコード進行サンプル集5】

2015/09/29


ここでは、自宅レコーディングでの曲作りにすぐに使える、コード進行の例を紹介しよう。これらの進行は、ロックンロールからバラードまで、古今東西の名曲でも使われているものなので、自分なりに工夫しながら、メロディやアレンジを加えてオリジナル曲を作ってほしい!

 サブドミナントやドミナントのコードで、あえてメジャー→マイナー、またはその逆に進行させてトニックに流れるのも、ポップスではおなじみの焦らしのテクニックだ。それが、10ccの名曲「アイム・ノット・イン・ラブ」でも使われている。
 本来なら「A→A→G#7→C#m」となるところを、あえてドミナントの「Aメジャー」を「A→Am」と流した後、さらにサブドミナントを「G#m→G#7」とすることで、メジャーとマイナーの狭間を揺れる、ちょっと憂いを帯びたコード進行となっている。

参考曲

10 cc「I'm Not In Love」
『オリジナル・サウンドトラック+2』収録
ユニバーサルインターナショナル
UICY-6594

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